大学の教育活動

私たちの日常生活の中で「生活者としての外国人」と触れ合う機会が飛躍的に多くなりつつあります。これからの日本社会には、生活者としての外国人やその子どもたちを地域社会で包括的に受け入れ、共生していく姿勢が求められています。そのような「多文化共生社会」に向けた地域づくりに貢献できる人材の育成を目指して、筑波大学では日本語・日本文化学類を開設母体として、以下のプログラムを提供しています。

【1】「日本語学習支援者養成」修了証プログラム

「日本語学習支援者」とは、日本語を学ぶ人々の学習支援を行うことのできる地域住民を指します。小中学校・高等学校等で日本語指導の必要な子どもたちの教育に携わる教員やボランティア、生活者としての外国人を支える地域の支援員など、日本語教育の基礎的な資質・能力を有していることを保証するものです。筑波大学ではグローバル教師力開発推進室の後援を得て、教職課程とタイアップすることで、日本語教育マインドを持った未来人材の育成を目指しています。

【2】「日本語教師養成」修了証プログラム

日本語学習者の置かれている状況は国内外で多様化し、日本語教育人材の活動分野や役割も多岐にわたっています。これを受けて平成30年に文化庁から「日本語教育人材の養成・研修の在り方について」が出されました。筑波大学でもこれに準拠しカリキュラムを改訂し、「日本語教師(養成)」に必要な、26単位(420単位時間)の修了証プログラムを提供しています。「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」「言語」の5区分の内容をバランスよく履修できるだけでなく、新しい時代のニーズに応じた資質や実践力を身につけられるプログラムとなっています。

【3】茨城県グローバル・サポート事業

筑波大学では、茨城県教育委員会グローバル・サポート事業の一環で研究委託を受け、県内の中学校と連携したサービス・ラーニングを推進しています。日本語指導が必要な児童生徒への日本語学習支援、教科学習支援、キャリア支援、そして彼らの学びの場としての学校や地域の体制づくりの支援など、学生たちが社会活動に関わる中で自ら課題を発見し、解決の方策を考え、地域と協業しながら行動できる人材の育成を目指しています。

参加学生は下記の授業を履修し、所定の時間数・内容の活動を行うことで単位認定されます。

  • 外国人児童生徒支援研究I/II(各1単位)
  • 外国人児童生徒支援実習I/II(各3単位)
  • 外国人児童生徒支援プロジェクト研究(1単位)
  • 外国人児童生徒支援プロジェクト実習I/II(各3単位)

【4】時代のニーズに合わせた「多文化共生・日本語教育」科目の充実

上記のほかにも、地域の国際交流団体や日本語教室でのボランティアや、留学先での日本語教育活動、また日本語教材開発などを手がける企業での研修を単位認定するインターンシップ科目を開設し、学生の社会参加・地域貢献を推進しています。このほかにも「多文化共生・日本語教育」に関する講義・実習科目など、これからの時代のニーズに合わせた科目を充実させています。

  • 国際・協働インターンシップI/II
  • 日本語教育インターンシップI/II
  • 日本語教育企業研修
  • 日本語教育実習
  • 日本語教育国際研修I/II/III
  • 言語教育対話実習I/II
  • 日本語教育文法論
  • 日本語技能指導論
  • 第二言語習得論
  • 外国人児童生徒教育論
  • 異文化間心理学
  • 日本語教育心理学・同演習   など